技術サマリー
従来のデリバリー技術の特性と課題
従来、dsRNA単体では細胞にほとんど取り込まれず、ナノパーティクルでも腎臓に対する安全性は決して高いとは言えません。肝臓へのデリバリー効率を高めたGal-Nacも、肝臓以外の特定の組織・細胞へ特異的な送達が出来ませんでした。
また、ssDNAはどんな細胞にでも取り込まれますが、それゆえに安全性の懸念は高く、また、導入効率は良くありませんでした。
NapaJenのターゲットデリバリー技術
NapaJenのデリバリー技術のコアになるのは、多糖類のひとつである、shizophyllan b-glucan (SPG)です。
NJA-730の場合、核酸配列のデザインから臨床開発品を得るまで2年でなしえた経験から、迅速な核酸医薬のための創薬プラットフォームの構築が可能と考えています。